発達障害・グレーゾーンの我が子、通常学級でやっていける!?そんな不安を吹き飛ばす、ママができる就学準備はコレ!

発達障害・グレーゾーンの我が子がもうすぐ小学生!通常学級への進学を決めたけれど、本当に大丈夫なのかな?と心配ですよね。学校での支援はどうなるのか、どうやって学校側に配慮の協力をお願いするのか、今からできる準備をご紹介します。

通常学級に決めた!けれど…

子どもがもうすぐ小学生!

成長がうれしい反面、この子大丈夫かな…?と不安になっているママ、いらっしゃいませんか?

特に、今現在もひどい登園しぶりがある、お友達とうまく遊べない、落ち着きがなく先生から注意されることがあるなど、集団生活での困りごとを抱えていると、なおさら小学校生活が心配になってしまいますよね。

我が家も同じく、年長さんになっても続く息子の幼稚園行きしぶりに絶賛悩み中でした。

就学について不安になった私は就学相談を受け、知的発達に課題がみられないため、通常学級に進学することをすすめられました。

ただし、「学校側に配慮をお願いしたほうが安心」という条件付き。

我が家の就学相談体験記はこちらです。良かった点や気づきを書いています▼
就学相談ってこんな感じ!発達障害・グレーゾーンの我が子の就学が不安だった私が就学相談を通して気づいた大事なこと

通常学級に在籍することに決めたけれど、

「どんな配慮をどうやってお願いしたらいいんだろう?」

…と、また新たな悩みが出てきますよね。

その後、私がしたのは、グレーゾーンの学びのスタイルについてリサーチし見通しを持ちました。そして学校側に息子の特性や対応法を伝える準備をし、入学前に息子の情報を伝えることができました。

現在息子は1年生になり、たくさんの初めてを経験し不安になりながらも、担任の先生が大好き!と元気に通える日が多いです。

今の息子の笑顔を見られたのは、就学前の準備があったからこそ!と思えます。

そんな我が家の就学準備の記録が少しでも悩めるママのお役に立つよう、こちらでシェアしますね!

まずは、発達でこぼこキッズたちの学校での学びの現状を知っていきましょう!

発達障害・グレーゾーンの進学先の現状

発達障害の診断はついていないけれど、集団生活の場でやっていけるか心配なグレーゾーンの子どもの場合、小学校での学びのスタイルでは、どのような選択肢があるのでしょうか。

学びスタイル1:通常学級に通う
普通級や一般級と呼ばれ、先生一人に対し30~40人程度の子ども数。個々の障害に配慮しつつ通常の教育課程に基づく指導が行われる。

学びスタイル2:支援学級に通う
学習や情緒面で困難がある場合、障害による困難を改善・克服するため、​一人一人の状況に応じた指導を行うための教室。

学びスタイル3:通常学級+通級指導教室
通常学級に籍を置き、週に何時間か学校内外に設置されている通級指導教室に通うこと。
通級指導教室とは、それぞれの子どもの困りごとや課題に合わせて、通常学級で行う授業の一部を個別の指導に変えて行う教室のことです。

※東京都では、特別支援室が都内すべての公立小学校に設置され、拠点校から教員が巡回する仕組みになり、今まで通級指導教室に通っていた児童が在籍校で指導を受けられるようになりました。対象者や指導内容は通級指導学級と同様とされています。
<参考:東京都教育委員会より>
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/primary_and_junior_high/special_class/files/kaitei/01.pdf
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/school/primary_and_junior_high/special_class/files/about/leaflet.pdf

住んでいる自治体によって、学級の呼び方が異なったり、実際の教育がどんな感じなのかそれぞれ違いがあると思います。お住まいの自治体への確認や見学などした方が安心ですね。

進学先の現状は…?
入学時、知的発達に課題が見られず療育歴がない発達障害グレーゾーンの子どもは、通常学級に進むことが多いようです。就学相談では、このような判断をされることが多い印象です。

学校生活を送っていく中で、支援の必要が出てきたら通級指導教室を使っていく流れになります。

通級指導教室に通うには、まずは保護者から在籍校に相談をし、それから所属する自治体の教育委員会に申請し、許可が出れば通うことができます。

まずは“通常学級”に進む決断をされたママ、我が子が通常学級でやっていけるのか、特にお子さんが第一子の場合、学校生活がどんな感じなのか想像がつかず不安になると思います。

学校側に配慮をお願いするにしても、どうやって子どもの情報を伝えたらいいのか、分かりませんよね。

園から小学校へ引継が行われることもありますが、個人情報のことでもありコロナ禍でもあり、十分に引継が行われるとは限りません。

次章では、学校側へ情報を伝える手段をご紹介しています。

どうやって伝える?我が子の情報を学校側に伝える手段

入学前に学校側に子どもの情報を伝える手段は主に2つあります。

就学支援シートを活用する方法
◆学校に直接面談を申し込む方法

◆就学支援シートを活用する方法

就学支援シートとは、自治体によって名称が異なるかもしれませんが、子どもの特性や幼稚園側が配慮してきたことなど就学先に引き継ぐことができる公的な書類です。

この支援シートに、幼稚園側・保護者側・発達支援関係の方側から、子どもについて記載する構成になっており、記載したシートを幼稚園から教育委員会、そこから学校へ提出される流れになっていました。

我が家はこの方法で学校に息子の特性などをお伝えしました。

◆学校に直接面談を申し込む方法

自治体や学校によりますが、希望すれば入学前に学校の方と面談ができることもあるようです。お子さんの特性や対応、配慮してほしいことなどを直接お話しできる機会です。書面にまとめると話がスムーズに進みます。

どちらの手段にせよ、まずは親が子どものことを知らないと学校に伝えられませんよね。

では、お母さんが今からできて、やっておくと安心な2つのことを最終章でお伝えしますね。

我が子が通常学級でやっていくための2つの就学準備

学校側に子どもの情報を伝える際、「この子はこんな特性があります」と言うだけでは、先生もどう対応していいのか分からなかったり、特性名(例えば、ADHDなど)のイメージが先行し本当の意味で子どもを理解してもらえないかもしれません。

ですので、子どものことを正確に伝え、どうやったら我が子がスムーズな学校生活を送れるのかの具体策までお伝えできたらベストです。

そのために、ママができる準備として2つあります。

1.子どもを理解すること
2.しっかり対応できること

子どもを理解すること

初めの一歩として大事なのが、子どものことを知っている、わかる、理解する、ということ。

具体的に、こんなことが分かるといいですね。

・得意なこと、好きなことってなんだろう、
・苦手なことってなんだろう?
・嫌いな感覚があるかな?(感覚が過敏なところはあるかな?)
・どんなとき不安になるかな?
・どういうときに癇癪がおこるのかな?
・どんなとき落ち着きがなくなるかな?

しっかり対応できること

「もしこんな困ったことが起こったら、こうすると解決する。」など、お母さんが困りごとに関して対応できていれば良いですね!

そうなれば、学校で困りごとが起こっても、具体的な対応の配慮をお願いできます。

我が家の場合、息子は行動の切り替えが難しいので、次の行動の前にあらかじめ予告をし、「〇〇したら△△できるよ、だから□□しようね」とご褒美的な見通しを持たせると上手くいきました。この対応は息子に合っている!と対応に自信が持てたことで、移動教室や大切なプリントを配る前などはこの声掛けをお願いします、と学校側に伝えることができました。

今から子どもをじっくり観察し、こんな対応でうまくいった!記録をたくさん作っていくことをオススメします。それが、学校に子どもについてお伝えするときにとても役に立ちます

通常学級でも、どこでも、お母さんが子どものことを分かって対応できるチカラを持っていれば大丈夫!

今から準備して、自信を付けて、不安を吹き飛ばしちゃいましょう!

執筆者:ひきのなつき

▼子どもの行動や特性を理解するって!?まずはこのメール講座で学んでいきましょう!

タイトルとURLをコピーしました