HSCと発達障害の違いを悩むより「気質」を理解できる親になれば悩みは解決できる!

敏感過ぎるところがあるうちの子はHSCかもしれない。けれどASDなどの発達障害に当てはまる所もある。そもそもHSCと発達障害の違いって何?と悩んでいるお母さん、日々の子育て大切なことは診断名で悩むよりも、子どもの特性を理解して脳を発達させてあげることなんです。

幼児の相談で急増!うちの子、HSCか発達障害だと思うんです

最近、幼児のお母さんからの発達相談で増えていることがあります。それは、

「うちの子ども、HSCか発達障害だと思うんです…」いう相談です。

人一倍敏感な子ども『HSC』とは=発達障害なのでしょうか?

『HSC』を発達障害の一分類だと解釈される場合があるのですが、『HSC』イコール発達障害ではありません
『HSC』というのは、Highly Sensitive Childの略で、日本語では「人一倍敏感な子ども」と訳されることが多く、HSCは医学用語でも診断名でもなく、その子どもの生まれ持った「気質」を表す言葉として誕生しました。
例えば、
生まれつきよく気がつき、深く考えてから行動する(慎重)
感覚の過敏さを持っていることが多い
悲しみや喜びを、他の子どもよりも強く感じやすい
感受性が強く不安になりやすい反面、豊かな想像力がある
などの気質を持った子どもです。
チェックリストもインターネットや書籍で簡単に目にすることができ、たくさんの書籍も書かれていて、「まさに、うちの子です!」という感覚を持った方も多いのではないでしょうか?
「育てにくい子だな…」と感じていた要因が、実はこの子の特性(HSC)にあったのか! と理解できることは、お母さんにとって、とても救いになりますね。

HSCと発達障害の違い、共通点は?

では、同じように解釈されやすい、HSCと発達障害の違いや共通点とは何でしょうか。
HSCと発達障害の共通点は、どちらも生まれ持って備わっている「性質」だという点です。
そしてHSCは、発達障害のある子どもが持っている感覚過敏の困りごとなど、特性に重なる部分があるように見えますが、その悩みが起こっている原因が違う場合があるのです。
例えば、ASDやADHDなど発達障害の特性がある子どもは、
その場の空気を読めない場面があって嫌われたり叱られたりした失敗経験から、周囲にうまく合わせてようと努力するようになっていたりしますが、
HSCの子どもが同じく人付き合いで悩む場合、
人とのやりとりを正しく理解できても、
さらに余計な情報まで敏感に察知しやすいことで、
自分が必要以上に気を使ってしまうストレスで人付き合いが苦手と感じる…ということが起こる
という違いがあります。
けれども、「HSCだから…」「ASDだから…」というような「名前」は実は重要ではないのです。
 

うちの子、HSCと発達障害…どっちなのかわからない!

うちの子どもはHSC?発達障害?…と気にされているママの様子を見ていると、発達障害の概念が生まれた時と同じ現象が起きているな・・・と感じていることがあります。
多くのママがこんな風になっていくのです。
HSCのチェックリストには、当てはまるところと当てはまらないところがある…
発達障害のチェックリストにも当てはまるところがある…
うちの子は、発達障害なの?それともHSCなの?
うちの子は一体何なんだろう!?

「HSCなのか発達障害なのか」でママが悩むのは本末転倒!

これは、発達障害の概念が広まった数年前から、現在にかけて起こっている現象と全く同じです。
私は基本的に、
HSCも発達障害も、その「名前」を当てはめるのが大事なのではない
その子1人1人の脳の発達の「でこぼこ」として捉えながら、
どうしたらその子の苦しいことを助けてあげられ、
どうしたらいい力が伸びるのか?
そこを考えませんか?
という考え方を大切にしています。
子どもの苦しさや秘めた力を理解するためにつけられた「名前」によって、お母さんが苦しめられる
これに何の意味があるんでしょう…?

大切なのは「性格や気質」と捉えること

そこに名前がつくことによってお母さんの不安や混乱が増大してしまうのは、本当に本末転倒なことなのです。
発達障害、とくにグレーゾーンの子どもの特性は、その子の「性格」や「気質」として捉えることが大切です。
HSCも全く同じ。
そこは「HSCと発達障害に共通して言えること」です。

「名前」で悩むより、HSC気質の子どもの脳を発達させよう!

子どもの発達は、脳の発達が進むことで加速していきます。これは発達障害だろうとHSCだろうと同じことです。
だったら、お母さんがお子さんの最大の応援団になりながら、脳を発達させられる人になれればいいのです!
お母さんの心配事は尽きないかもしれないけど、「この困りごとはHSCだから?発達障害とは違うか?」ということ自体で悩んでいる暇はありません。子どもの成長に待ったはないんです。
だから、「そっか〜うちの子は何かしらのでこぼこの特性があるのね〜」と理解してあげて、
その子に必要な育ちをサポートできるお母さんになって欲しいと心から思っています。

HSCと言っても1人ずつ違う。「我が子」に合うサポートを

HSCっ子のサポートとひと事で言っても、
幼児期(男の子/女の子)、小学校低学年男子、小学校低学年女子、(思春期)小学校高学年男子、小学校高学年女子、不登校のHSC、刺激追求型HSC…
と子どもの年齢やタイプは様々ですから、1人1人の特性や悩みに合わせた対応が必要です。
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3歳からはじめよう|癇癪ぐずりをピタッと止めて発達をグーンと加速する!「育てにくい子」を卒業するための3ヶ月計画
我が子のHSC(敏感すぎる特性)と上手く付き合いながら我が子の力を伸ばす方法を、
学びながら実践し、研究を深めていくことができます。
「うちの子、HSCか発達障害かも…」と今悩んでいる方の中で、
「我が子のことを誰よりも研究し、伸ばす方法をいますぐ知りたい!」
と思える素敵なお母さん、我こそは!と思う方は個別相談でご相談くださいね!

【HSCの育てにくさにストレスを感じているママへ…】
子どもを理解して優しく接したいのに
ついイライラしてしまい自己嫌悪…そんなママ、
個別相談会でお話を聞かせてくださいね。

個別相談会のお申し込みは画像をクリック!

執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
▼HSCや発達障害などの性質で悩みを持つお子さんの力を伸ばすヒントを多数お伝えしています!
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