子どもとの夏休みは楽しみたいけど、長いし、ママもやることがあるし、家遊びも何して遊ぼう…。と考えちゃいますよね。そこで夏休みを笑顔で会話し脳を発達させる1ヶ月にしませんか?おうちプールで楽しく成長させちゃう方法をご紹介します! |
夏休みを身構えていた私
我が家には幼稚園に通う年中4歳の息子がいます。
約1年前の入園当時は行き渋りや激しい癇癪、ママべったりな状態があり、私は息子への対応が分からなくなってしまい、脳を伸ばすコミュニケーションを学びました。
1ヶ月ほどで落ち着いたところにすぐにやってきたのが夏休みでした。
激しい癇癪などは落ち着いたとはいえ、3歳ですから多少のぐずりはありますし、私もコンディションによってはイライラしてしまうときもありましたので、約1ヶ月の夏休みをどう過ごそう…と身構えていました。
当時私は講座の受講が途中の段階でしたので、すべてのコミュニケーション技術を学んだわけではなかったのですが、
一番最初に習うコミュニケーションの基本で息子もだいぶ落ち着いたので、それを武器に、夏休みに向けて準備をしました。
幼児の癇癪やぐずりに効くコミュニケーションについて、こちらの書籍でわかりやすく解説しています▼
ママのイライラをなくしたほうが良い理由
準備と言っても、そんな大げさなことではないんです。
子どもが好きな遊びを書き出す、ただそれだけです。
毎日遊んでいることを一覧にしておくだけで、子どもの好きな遊びを迷わず「今日はこれで遊ぶ?」と子どもに提案できます。
これはママの脳のためでもあります。
お休み中でも家事や片付けなど、やることがたくさんあるママの頭の中は、たくさんの情報で溢れています。
そんなときに「ねー!ねー!ママー遊ぼう!」としつこくこられてしまうと、ママの頭の中はさらに混乱してしまい「ちょっと今これやってるから待ってて!」とイライラにつながってしまいます。
イライラする怒りの脳は、使えば使うほどそのネットワークが強化されてしまい、脳の癖のようになります。
すると常に怒りっぽい状態になってしまいますので、できるだけゆったりとした気持ちでいるためにも、当たり前に感じる子どもの好きな遊びを書き出しておいたり、それを遊ぶ予定をゆるーく決めておくことが大切なんです。
我が家の場合は、
・トミカの車で遊ぶ
・公園で遊ぶ
・絵の具で遊ぶ
・粘土で遊ぶ
・塗り絵をする
・風船で遊ぶ
・家でかくれんぼをする
・フルーチェを一緒に作る
・掃除ごっこをする
・おうちプールで遊ぶ
・回転ずしに行く
これらはすべて当時の息子がはまっていたものです。
なかなか書き出せない…と言う方は、お子さんがいま好きなこと・ハマっていることは何だろう?と考えてみてくださいね。
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夏休みは新学期に向けての充電期間
夏休みが長すぎてつい夏休みをどう過ごすか?ということだけ考えがちですが、夏休みは新学期に向けての充電期間であることも忘れてはいけません。
子どもは幼稚園や学校での集団生活で、少なからず気を使っていたり、多少のストレスを感じながら頑張って過ごしています。
発達がゆっくりなお子さんでしたらなおさらです。
夏休みは、そんな子どもたちが一番の安全地帯のおうちで、伸び伸び過ごせる充電期間です。
ですから、イライラ、ガミガミのママではなく「子どもは新学期に向けて充電しているんだ」というあたたかい目でお子さんを見るためにも、肯定のコミュニケーションが大切です。
肯定のコミュニケーションとは、お子さんの行動を否定せずできているところに注目して褒めるということです。
できていないことに目がいきがちですが、そこは思い切ってスルーです。
着替えしてるんだね!車で遊んでるんだ!といった実況中継をすることも肯定のコミュニケーションですし、ありがとう!助かるよ!などの感謝の気持ちを伝えるのも、誰かの役に立つという社会性がついていきますのでおすすめの声かけです。
これを徹底的にやることで、ママのイライラ脳を鎮めることができますし、お子さんにも
・聞く力が育ち、話を聞くようになる
・素直になりやってみたい!というようになる
・行動を褒められる(認められる)と自信がつく
・おだやかに夏休みを過ごせるようになる
・新学期の不安が減る
といった変化が出てきます。ですから肯定のコミュニケーションがとても大切なのです。
肯定の声かけの記事は、こちらからも読めます▼
夏休みの家遊びにおすすめ!おうちプールと脳の発達の関係
様々な遊びが脳の発達に役立っていることは分かっているのですが、今回は我が家も夏になると必ずやるおうちプールの遊びが、どのように脳の発達に関係するのかご紹介したいと思います。
おうちプールの代わりにお風呂でのプールごっこでもいいですね!
やることがなくてイライラしてしまう…と言うママ、ぜひ取り組んでみてくださいね。
カラーボール遊び
おうちプールやお風呂に100円ショップで売っているカラーボールを入れて遊びます。
ボールは投げたり数えたり様々な遊びができますので、幼児期の子どもの脳の広いエリアに刺激を与えます。
投げる動作は、大きな筋肉を使う粗大運動にもなりますし、コントロールに関係する指先や手首を使う微細運動にもなります。
微細運動は日常生活では洋服のボタンをはめたり、鉛筆を持って書く動作などに関係します。
息子は得意な粗大運動で大きく体を動かしながら、私とキャッチボールをしたり、的あてのようにして遊ぶことで自然と苦手な微細運動の練習をしていました。
また、ボールが何色かあれば、青が2つ、赤が2つなど、数の概念を遊びながら体得することができます。
声かけの方法としては「この色はいくつある?」などのような質問ではなく「青のボール2つと赤のボール1つください」のようにお店屋さんごっこのように楽しく会話で伝えます。
すると子どもは楽しんで「はい!3つですね」などといってボールを渡してくれるでしょう。
聞いた数と実際に手にする数を一致させるのは、幼児はまだ練習段階です。
肯定のコミュニケーションで「ボールくれてありがとう!」や「よく考えたね!」など声をかけましょう。
遊びから数の概念が学べると、就学前の算数の土台になりますからママが意識して遊んであげるといいですね。
マヨネーズの容器で水鉄砲
息子の大のお気に入りで、親戚の小学生も夢中で遊んでいたのが、マヨネーズの容器です。
公園の砂場でお友達が持っていたのがきっかけなのですが、子どもはこの容器で色々な創造を膨らませて遊ぶことができます。
水鉄砲代わりにもなりますし、的当てもできます。
ジョウロのようにも遊べますし、シャワーにもなります。
また、水を入れたときの容器のプニプニ感が面白く容器を揉んでいると私も癒されます(笑)
とにかく水遊びにはもってこいなのです。
マヨネーズの容器を使った水鉄砲や的あては、狙ったところに水が届くように距離感と力加減を掴む能力が必要になります。
これは市販の水鉄砲では簡単にクリアできてしまうので、試行錯誤して脳を活性化するやり方の方が脳の発達にはおすすめです。
またジョウロのように容器に水を入れたりすることは、容器に対してこれくらいで溢れるなどの見積もりを立てる発達に役立ちます。
幼児期の子どもは視覚から水が溢れたことを何度も認識し、その情報が脳にしっかりインプットされると、今度は溢れさせないためには?という遊びをしだします。
そのように子どもが夢中でやっている行動は、そのときの脳が発達に必要としている行動で、次の行動につながる土台になります。
ですから子どもが遊んでいるときは口出しはせず、今、脳が習得するためにやっていることなんだ!と肯定のまなざしで見ましょうね。
小学校入学前の勉強は必要?そんなお悩みにはこちらの記事もおすすめです▼
息子も大好きな水遊びから、できた!をたくさん経験し自信をつけたこともあり、夏休み中に掃除のお手伝いをしてくれたり、ママやってと言うことが減り、僕がやりたい!と言うことが増えた夏休みになりました。
私もイライラすることがほとんどなく、夏休み明けの新学期も、とくに大きな行きしぶりもなくスムーズに行くことができました。
長いお休みですが、肯定のコミュニケーションでママもイライラ脳を卒業して、お子さんにとっても発達を意識した遊びで一段と成長する夏休みになったら嬉しいです。
今日もお子さんとの楽しい時間がすごせますように。
執筆者:宮代さちこ
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