療育を勧められました。通ったほうがいいのでしょうか?【ちょっと聞かせて!ママのお悩み】

こんにちは!ななほし広場編集部です。

発達障害・グレーゾーンの幼児の子育てのお悩みに、『お母さんの小学校★ななほし』で活動しているママが答える『ちょっと聞かせて!ママのお悩み』のコーナーです。

この記事では、療育を勧められたママのお悩みに答えます。

ぜひ参考にしてくださいね!

3歳女の子、療育を勧められたけれど…通ったほうがいいですか?

3歳の女の子のママです。娘は活発で多動の傾向があるかな?と思います。

発達相談に行ったら、療育を勧められました。

娘が発達障害だから勧められたのかと、正直戸惑っています。

療育ではどんなことをするのでしょうか?どんなメリットがありますか?

ななほし広場編集部(以下、編集部):

お悩みを教えてくださってありがとうございます。

今回、「お母さんの小学校★ななほし」で活動しているSさん(小学校1年生・女の子のママ)にお話を聞きました。

先輩ママの体験をぜひ参考にしてくださいね。

療育に通うと決めた理由やそのときのママの気持ちは?

編集部:

Sさんの娘さんは、療育に通っていらっしゃったんですよね。

どういう経緯で通うことになったのか、教えていただけますか?

発達相談に行ったとき、たまたま療育が空いているとのことで、次の週から通うことになりました。

発達相談の体験談はこちら▼

私の場合も、「発達障害です」とか、こういうところに苦手さがありますね、などと言われたわけでもなかったため、なにを目的に療育に行くのかが全くわからないままでした。

それでモヤモヤはしましたけれど…
発達のプロの方たちがいる場所だし、行って損なことはないだろうとも思いましたし、なかなか療育に空きがないとも聞く中で、すぐに通わせてもらえるならありがたいことだなと感じました。

あとは、単純に、遊ぶ場所や用事ができたことが助かるな、とも思いました(笑)。その頃の娘は未就園児で毎日ずっと一緒、なにをして過ごそうか…と悩んでいましたし、習い事に通わせようとしても嫌がって結局どこにも通わせられていなかったので。

総合して、娘の成長にとって悪影響はないだろう!と思ったので、通わせることにしました。

編集部:

勧められた理由や目的がわからないともやもやしてしまいますよね…。

けれど、前向きな気持ちで行くことに決められたようで、素敵です!

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どんなことをするの?通って良かったことは?

編集部:

実際、どんなことしましたか?

また、行ってよかったと思うことはありますか?

娘は、週に1度開催されている遊びの教室に通いました。

入室のルールを守る
始まる前は自由に遊ぶ
時間になったら集まる
名前を呼ばれたらお返事する
みんなで手遊び
輪になって歌う
順番のある遊び・順番を待つ
みんなでパネルシアターを鑑賞する
帰りの会
滑り台を1回ずつすべって帰る…

覚えている範囲ですが、このような流れでした。一つ一つの遊びや行動に目的があって、子どもの発達課題を習得していくためにやっているんだなあと思ったことを覚えています。

娘は、初めての場所や人に苦手さがあって、最初は入室するまでに時間がかかったり、お返事をせずに知らんぷりをしたり…ということもありました。ですが、様子がわかって慣れていくと、だんだんとルールや全体の流れに沿って動けるようになりました。

たくさん先生がいらっしゃって、子どもたちの苦手な部分にはサポートしたり、ときには見守ったり、その子その子に合った対応をされていたことが印象に残っています。

通ってよかったなと思う点は、娘が娘のままでのびのびと過ごせる場ができたことと、娘の成長を見つけて喜んでくれる場が増えたことでした。

先ほどもお話しした通り、習い事に連れて行ってもなかなか周りと同じようにできなかったり、そもそも出かけるのも目が離せなくて大変だったり…という娘だったので、人様に迷惑をかけないか、といつも気が張っていました。

そんな娘のそのままを受け入れてくれて、娘が「だめ!」と言われることなくのびのびと過ごすことができる場ができたことは、娘にとっても私にとっても嬉しいことでした。

また、遊びの様子を担当の心理士さんも見てくださっていて、3ヶ月ごとの発達相談で集団場面での対応について検討できましたし、毎回の遊びの教室の中でできたことをたくさん褒めてくださいました。

ここまでよく来たね、と毎回褒めてくださって、親子ともに嬉しかったことを覚えていますから、褒められる回数が増えたという意味ではとてもよかったと思います。

そして何より、「前よりできることが増えたね!」「上手にできるようになったね!」と、娘の成長を継続してみてくださって、先生と一緒に喜びあうことができたことも、とてもありがたいことだったなと感じています。

編集部:

娘さんがのびのびと楽しんで過ごせて、さらには成長もしていける場とのことで、本当に良かったですね。

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療育も活用しながら、おうちでママが我が子の発達を促す!

編集部:

最後に、同じように悩んでいるママにメッセージをいただけますか?

「療育に行くこと=発達障害」と思ってしまって受け入れられなかったり、周りから「療育に行っている子」と思われるんじゃないかと感じてしまったりする気持ち、とてもよくわかります。私もそうでした。

けれど、療育に行ったから人生終わるわけでは絶対にないし、むしろ他の子にはない成長のチャンスを得られた!と考えると、とてもラッキーなことかもしれません。

専門家に相談できる機会が身近にできたということは、ママにとってもメリットだと思いますし、プラスに考えてみてほしいと思います。

うちの子の場合、遊びの教室には幼稚園入園前まで通いましたが、本格的な集団生活が始まる前に、集団生活の練習ができる教室に行けたことは、タイミング的にも良かったと思います。そのおかげか、入園後は問題なく通っています。

娘と同時期に遊びの教室で出会った同級生もたくさんいましたが、全員、元気に明るく幼稚園生活を送っていましたし、集団生活も問題なく過ごしていましたよ。

また、私の場合は、同時期に、お母さんの小学校で発達の学びを深める機会を持てたことも大きかったと感じています。

地域での療育に効果がないわけではありませんが、圧倒的に時間が足りないのも事実です。

もし、おうちでいつも一緒にいるママが、療育の先生と同じくらい専門的な、子どもの成長を促すスキルを持っていれば、子どもの発達スピードはぐーんと上がっていきます。

ですからぜひ、療育とあわせて、ママが我が子の専門家になる!ということも考えてみてほしいと思います。

編集部:

Sさん、素敵なメッセージをありがとうございました。

療育を勧められて悩んでいるママ、ぜひ参考にされてくださいね。

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編集者:ななほし広場編集部

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