HSPの子育てのワンポイント:子どもに「うるさい!」とイライラしてしまうときはこのセリフ

女性
我が子の癇癪や文句につい「うるさい!」とイライラしてしまうあなたへ。もしかするとあなた自身がひといちばい敏感な気質を持つHSPだから、過剰に反応してしまうのかもしれません。HSPの子育てへのワンポイントアドバイスとして、おすすめのセリフをご紹介します。

子どもの癇癪や文句に耐えられず、「うるさい!」と反応してしまいませんか?

子育て中のお母さん。こんな経験はありませんか?

「こんなの食べたくない!」
「疲れた!」
「つまんない!」
「のど渇いた!」

子どもからこんな文句を言われては、イライラしてしまい、「うるさい!」と爆発してしまった…

私もそんなお母さんの一人でした。

私には二人の娘がいますが、長女はHSS型HSCで、癇癪や文句の多い子どもです。

何をするにも長女から文句ばかり言われて、私はいつもイライラしていました。

それでも、怒っちゃいけないと思って我慢して我慢して、結局「うるさい!」って怒鳴ってしまい、

ああまた怒ってしまった。なんでイライラしてしまうんだろう。私は子どもに怒鳴ってばかりで、ダメな母親だ。。。と自己嫌悪ばかりしていたのです。

誰だって文句を言われるのは嫌いですよね。

けれど、もしかして私自身がひといちばい敏感だから、余計に耐えられなかったのかもしれないと、最近気がつきました。

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HSPの子育ては大変!

ひといちばい敏感な子どものことを、HSC(Highly Sensitive Child)と言いますが、

ひといちばい敏感な人(大人)のことは、HSP(Highly Sensitive Person)と言います。

ひといちばい敏感とは〜常に感度の高いアンテナを張っている状態

「ひといちばい敏感」とはどういう状態かというと、

・深く情報を処理する
・過剰な刺激を受けやすい
・共感しやすい
・心の境界線が薄い・もろい(相手からの影響を受けやすい)
・疲れやすい
・自己否定が強い

など。つまり、人よりも感度の高いアンテナを常に張っている状態なのです。

子どもの言動を過剰に捉えて、責められているように感じてしまう

子どもって、大人が予期していなかったことをしたり、感情コントロールが上手にできずに攻撃的に話したりしますよね。

敏感な気質をもったお母さんだと、子どもの一言を、過剰に攻撃として受け取ってしまうのです。

例えば、お散歩中に「のど渇いた」と言われたとき。

子どもの予期せぬ一言を深く考えて(しかも自己否定的に)、

「のど渇いたからなにか飲み物出して!なんで持ってないの?!出してよ!買ってよ!」

という風に、自分を責め立てられているように感じてしまう

けれど、事実を冷静に考えてみると、子どもは「のどが渇いた」ということしか(まだ)言っていないですよね。

HSP気質ゆえに、余計なことまで感じ取って、勝手に気を回して、勝手に責められている!と受け取ってしまうのです。

HSPの子育てを楽にする!ワンポイントアドバイス

HSP気質のあるお母さんは、日々予期せぬことが起こる「子育て」をすると、疲れやすく、神経をすり減らしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

しかも、HSPの子どもは気質を受け継いでHSCな場合も多いですから、余計に「育てづらい」「うまくいかない」と感じてしまうこともあるかもしれませんね。

私もそうだから。とってもわかります。

このセリフを口癖に!試してみてください

もし、「私はHSPかも」と感じているのなら、まず試してみて欲しいのは、子どもの言ったことを一回、

そっかあ~、おなかすいたんだね~」
そっかあ~、つまらないんだね~」

と、受け止めることです。

変に深読みしないで、そのまま受け止めることが、特にHSPママにとっては必要なワンクッションになります。

我慢したり、怒ったりする前に、一回子どもの言った事実だけを聞いて、そのまま繰り返す。

すると意外と、気持ちを理解してもらえたと感じることで、子どもが納得することもありますよ。

先ほどの「喉が渇いた」の例で言うと、「子どもの喉が渇いたんだな」とだけ思って「そっかあ~、喉が渇いたんだね~」と返事をすれば良いのです。

深読みして、「そんなこと言ったって何も持ってないんだから仕方ないでしょ!」と、怒る必要はないのです。

子育てにイライラしてしまう、敏感タイプなお母さん。楽に生きる方法はいろいろありますよ。

まずは「そっかあ〜」を口癖にして、「事実」だけに注目して受け止めることから始めてみてくださいね。

執筆者:青山あさひ
 
▼ひといちばい敏感な気質も、科学に基づいた「正しいコミュニケーション」で伸ばしていくことができます!
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