発達障害・グレーゾーンの子は不登校になりやすい?就学・進級前に親ができる対応策

発達障害やグレーゾーンの子どもが不登校になるかもしれないと不安なお母さん。実は不登校よりも怖いのは、それが原因で親子関係が悪くなってしまうことなんです。あるお母さんの経験を参考に、見つめ直しておきたい親子関係を安定させる方法をご紹介します。

発達障害の特性がある子は不登校になりやすい!?

うちの子もしかして不登校になってしまうかもしれない…と漠然とした不安があるお母さんはいますか?

特に今現在も、行きしぶりがあるお友達と上手く関われない先生の指示を聞けずいつも注意されるなど、特性による困りごとがある状態ならば余計に不安が膨らんでいると思います。

発達障害グレーゾーンの子どもは、集団に馴染むことが難しい傾向があるので、「学校」という環境が合わずに不登校になる場合が多いです。

文部科学省のデータによると不登校の子どもの数は年々増加傾向にあり、最新の調査では過去最多となっているそうです。

不登校になることよりも怖いこと

多くのお母さんたちは学校に行かなくなることを恐れています。

ですが、学校に行かないことよりも深刻な問題があるんです。何だと思いますか?

それは、学校に行かないこと自体ではなく、それが原因で親子関係がこじれることです。

親子関係がこじれてしまうと、何が起きるのでしょうか。

お母さんは、イライラして感情的に子どもを叱りつけたりダメ出しばかりしていたり。子どもはどんどん自信をなくし怠惰になったりまたは攻撃的になったり。

そんな親子間のネガティブなコミュニケーションが起こります。

この状態が長く続いてしまうと、二次障害に発展し、ひきこもりうつ症状など心身に支障をきたす可能性もあります。

学校に行かなくなること自体が一番の問題ではないと思います。ただ、その場所が今の状態の子どもに合わなかっただけ。

「不登校」という言葉に過度に反応し不安に駆られる前に、今からできることをしていくことをおすすめします。

二次障害って?発展させない方法は?こちらの記事を参考にしてみてくださいね!▼

癇癪やぐずりに悩んでいたら、こちらが参考になります!ぜひ、チェックしてみてください▼

親ができる対応策:今、見つめ直しておきたいことは?

今のあなたとお子さんの関係はどうですか?

いうことを聞いてほしいから怒ってばかりだったり、機嫌を損ねないように顔色を伺ってばかりだったり。

もしそうであれば、お母さんに見つめ直して欲しいことがあります。

それは、親子で穏やかなコミュニケーションがとれ親子関係が安定しているかどうか。

親子関係を安定させるには、まず大人がコミュニケーションを学ぶことから始めることをおすすめします。

脳科学の観点から子どもの脳タイプを理解し、お母さんは感情的にならずに子どもと接し声掛けをすることによって、子どもの発達を加速させることができます。

ここで学び、不登校の息子さんとの関係が改善されたYさんをご紹介しますね。

お子さんの不登校で悩んだYさんが教えてくれたこと

Yさんは、私が主宰するお母さんの小学校に所属しています。そこで、発達の知識を身につけながらご自身の子育てに実践し続け、ご自身も息子さんも成長しています。

先日、Yさんからこんなメールが届きました。

*****

息子が2ヶ月ぶりに登校できました!

通級の1時間だけですが先生のために作った歴史クイズを持っていきました。
「先生、ぼくの問題わからなかったよ。先生からまた問題もらったけど」と嬉しそうに話してくれました(^_^)

英語のオンライン講座も今月からは週2に増やしたいと本人が言い出し好きな社会以外にも、将来の夢にむけて頑張ろうとしています。

学校に行かないと、目先のことにしばられ私は不安で仕方なかったのですが、今は、息子なら大丈夫!遠回りしていても、やるときにはやる子だ!と信じられることができるので、とても心穏やかでいられます。

*****

息子さんを信じて支えているYさんの様子がうかがえますね。

親子の関係が安定していれば、子どもは必要になれば学校に行くようになるし、学校に行かなかったとしてもこのYさんの息子くんのように家庭で、将来に必要な勉強を進めることができます。

学校に行かなくても、親子の関係が安定していることが、一番大事なこと。

そうYさん親子が教えてくれたような気がします。

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子どもは親の背中を見て育つ!

息子さんが学校に行かない選択をしても、息子さんを信じてドーンと構えていられるのは、Yさんが人一倍勉強し、息子さんをよく理解しているからかもしれません。

Yさん自身も自分の可能性に気づき、新しいことに挑戦しながら毎日を楽しく生き生き過ごしていらっしゃいます。

そんなYさんの背中をみて、息子さんも興味のあることにチャレンジし続けて学校に行かなくても家で自発的に学んでいるのかもしれませんね。

もし今、子どものことが理解できない…と感じている方がいらしたら、子どもを理解し、親子の関係を安定させるために、学ぶこともひとつの選択肢として考えてみてくださいね。

学校に行けなくなるかも…と心配し過ぎなくても大丈夫!

不登校という言葉に飲み込まれず、ぜひ今の時間を、目の前のお子さんとの関係を見つめ直す良い機会としてくださいね。

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執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)

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