一人っ子のわが子が不登校になったとき心配なのが、家族以外の人とのコミュニケーションが減ることですよね。子どものコミュニケーションの力は、ママの対応で伸ばすことができますよ。この記事ではわが家で実践した方法と子どもの変化についてお伝えします。 |
「一人っ子の不登校」ママが心配なこと
新年度がスタートし、お子さんはどんな様子でしょうか。学校ではなくお家で過ごす選択をしているお子さんもいるかもしれませんね。
わが家の一人っ子の息子は、小学校一年生のときに不登校を経験しました。学校に行かなくなると、息子は家族以外の人と接する機会が一気に減ってしまいました。
当時の私の悩みは、
・学校の先生や友達との交流がないと成長できないのでは?
・一人っ子は、兄弟から学べる人間関係がないのが心配…
このまま親子で過ごしていては、息子の社会性やコミュニケーションの力が育たないのではないかという大きな不安に襲われました。ですから、一人っ子の不登校を心配に思うお母さんの気持ちがとてもよくわかります。
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「学校に行けば子どもは育つ」とは限らない!?その理由
不登校のきっかけになる原因は、子どもによって様々です。原因がはっきりと見えない場合でも、子どもが苦しんでいるのには必ず理由があります。
特に発達でこぼこの子どもたちは、他人から見れば何でもないようなことも本人にとっては大きな負担になっていることがあるのです。
息子の場合は、
・言葉で伝える力が弱く、伝えたいことが伝わらない
・集団での活動では緊張が高くなりやすく、不安から行動にブレーキをかけやすい
・失敗体験や嫌な記憶が強く残りやすい
このような苦しさを抱えていたため、学校の大多数の子どもたちが楽しいと感じられるような遊びや友達とのコミュニケーションも、息子にとってはハードルが高いものになっていました。
子どもの脳は行動することで発達していきますが、苦手なことやネガティブな記憶になってしまったものは、なかなか行動に繋がりません。
ですから学校に行ったり、ただ友達の輪の中にいれば自然と社会性やコミュニケーションの力が伸びていくとは限らないのです。
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一人っ子の不登校キッズの未来のために、今やっておきたいこと
子どもが長い人生をよりよく生きていくために、人との関わりが欠かせないことは事実です。将来だけでなく、近い未来に子どもが再び学校に行ってみようと選択したときに困らないよう、コミュニケーションの力を伸ばしてあげたいですよね。
だったら、お家で子どもを成長させちゃいましょう!
もし、お母さんと過ごす時間の中で子どものコミュニケーションの力を伸ばしてあげられたら、「一人っ子だから…」と不安に思う必要は無くなると思いませんか?
子ども一人にかけられる時間が長い一人っ子の不登校は、成長のチャンスをたくさん作りやすいというメリットがあります。
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ママが○○になれば、子どものコミュニケーション力が伸びる!
子どもの社会性の発達は一対一の関係から広がっていくと言われています。
まずは一対一の人間関係でコミュニケーションの成功体験を積み重ねていき、それができたら対複数でも上手にできるようになっていくという発達の順番があるのです。
ですから、たとえ不登校でもお母さんや安心できる家族との間で会話や感情のやりとりを通してコミュニケーションの力を高めていけば、外の社会に出たときに役に立つと考えました。
そこで、わが家は母である私が息子の親友になると決めました!
そのために実践したこと3つと、わが子の変化をご紹介します。
つい子どもには指示出しのコミュニケーションが多くなりがちですが、子どもが好きなこと、テンションが上がることで親子の会話を増やすことを意識しました。
言葉で伝わる喜びを成功体験として記憶に残すことで会話のキャッチボールが増えていき、コミュニケーションで大切な伝える力を鍛えることができました。
子どもとポジティブな感情を共有することを軸に、一緒に遊ぶ機会を増やしました。外で体を動かす以外にも、お家で子どもが好きなゲームを一緒にやるのも大いにアリ!だと思います。
「嬉しい・楽しい」活動を通して感情のやりとりを増やせば共感力を高めることに繋がり、子どもとの会話も弾んで一石二鳥でした。
相手が誰であっても、コミュニケーションの中で「ありがとう」「ごめんね」が自然と出てくるようになれば、人間関係の多少の波は乗り越えられる!そんな私自身の経験から、これらの言葉を子どもにも積極的に使うようにしました。
この3つを意識して過ごしていった結果、息子は再び学校に通うと決めたとき、友達と楽しそうに会話したり遊ぶ姿が見られました。「ありがとう」「ごめんね」も自然と口に出せるようになっています。
息子の様子から、コミュニケーションの土台となる力は親子の時間でつくることができると実感しました。ですから「一人っ子だから…」と思い悩んだり不安に思う必要はないと思うのです。
もし今悩んでいるのなら、一人っ子のメリットを活かしてママがわが子の一番の親友になり、子どもの成長をサポートしてみませんか?
私も楽しみながらがんばります^^
執筆者:さくらい京子
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