「障害の理解」で孤独な子育てママへ、親子が孤立しない居場所をお母さんの小学校が届けます!

子どもに発達障害・グレーゾーンの特性があり、他の子と違うから…と子育て中の孤独感を抱きやすい親子が、孤独にならない・孤立しない世界を作りたい。そのために、子ども1人1人の脳の成長に合わせた子育てができる4万人のママ仲間を作りたい。私が叶えたい理由は、自閉症スペクトラムを持つR君親子との出会いにありました。

発達障害の特性がある子のママ、孤独な子育てで苦しんでいませんか?

発達障害のある子どもを育てている。
診断はないけれど、発達の特性があるグレーゾーンの子育てをしている。
そんなあなた、子育ての悩みを持っていても誰にも相談できずに、一人で「孤独感」を抱えて苦しい思いをしていませんか…?

私自身も孤独なグレーゾーン子育て経験があります

私は我が子が幼い頃、子どもの特性の悩みを誰にも本音で相談できずに、とても苦しい思いをしたことがあります。
子どもを授かる前はみじんも想像できなかった、孤独な子育て子どもを授かったら毎日キラキラして幸せな日々がやってくると勝手に想像して疑いませんでした。
私の長女にはほんのうっすらと「感覚過敏」があり、小さな頃は大人数の場所がとても苦手でした。ですから、児童館の親子クラブに最初から最後まで参加できたことがほぼありません。
けれど発達障害の特性で挙がるような、あきらかなこだわりや、あきらかな落ち着きのなさは全くないので、
「あら、〇〇ちゃんは恥ずかしがり屋なのね」
「小さいうちはそんなものよ。そのうち参加できるようになるわよ」
そんな声をよくかけられていました。けれど、ママってそれだけじゃない「何か」に気づくことができてしまいます。
その「何か」をうまく説明できないし、説明したところで「お母さんの考えすぎよ」と言われてしまう。
このとき、私は本当に孤独でした。

気休めのアドバイスで、より孤独を感じていた…

とにかく私の話を最後まで聞いてほしい。
気休めのアドバイスがほしいわけじゃない。
アドバイスしてくれるなら、この子がもっとスッと動いてくれるようになるために、私がどうしたらいいのか具体的に教えてほしい。
そんな風に思っていた時期がありました。
親子連れで集まっても、いつもみんなの輪の中ではうまく過ごせなくて、だんだん輪から外れていくのです。他の親子が羨ましく思えました。
児童館の先生がなんども声をかけてくれて、時には話を聞いてくれたこともありました。
もちろん気持ちは少し楽になるけれど、目の前の悩みが解決することはありませんでした。

私は誰一人として「ママが孤立しない」世界を作りたい

私には、これから10年かけて、誰一人としてママが孤立しない世界を作りたい!
そんな「野望」があります。
発達障害のある子もそうでない子のママも、私のように子育てで悩んで「孤立」「孤独」を感じるママを世の中から無くしたい!
本気でそう思っています。
自分でも、いち個人が掲げるにはちょっと大それた野望かな…なんて思うのですが、描くのは自由です!
 

孤立させない世界を諦めない理由~自閉症スペクトラムR君との出会い~

そんな私には、「野望」を絶対に達成したいある「理由」があります。
もちろん、過去の自分のように誰にも相談できずに小さな孤独を抱えるママをゼロにしたい!いう強い気持ちもあります。
それより更に私の根っこの想いに、絶対に諦められない理由をくれた自閉症の男の子R君とお母さんがいます。
R君は、長女と同じ歳の男の子でした。地域の児童センターで出会い、いつも同じ時間に遊びに来て顔を合わせるので、挨拶を交わす仲になりました。
R君は知的障害を伴う自閉症のある子でした。
私は一応、職業柄、発達障害の臨床経験が長くありましたから、一目見て、あ〜自閉ちゃんだな、と気づきました。でもきっと他のママはそうではなかったのでしょう。
R君には、落ち着きなく歩き回る様子や唐突にお友達を突き飛ばす様子、グーッと顔を近づけたと思ったらサーっと走り去ってしまう様子などがみられました。
明らかに「他の子とちょっと違う」様子にママが戸惑っていることがとてもよくわかり、困惑しながら、いつも他のママに謝っているR君のママに、私は声をかけられずにいました。
私なんかが唐突に何を話しかけても、R君のママの気持ちに寄り添えるのかわからなかったからです。
一緒に過ごしているときはなるべく、R君に関わるようにしていました。他の親子が遠巻きに見る中で私だけは「普通に」接したいと思っていたからです。
その私の態度自体がR君のお母さんを傷つけていたりはしなかっただろうか?
今でもよくわかりません。

療育園のバスに乗る場面で再会したけれど…

そんな日々を続けているうちにあるとき突然、R君が児童館に来なくなりました。地域の中から姿を消したのです。
最初の頃は心配もしましたが、パタッと姿を見なくなったので、もしかしたら引越しでもされたのかな?と、次第に私はR君のことを忘れていきました。
久々にR君を見かけたのはそれから2年後のこと。
すぐ近所の公園を朝通りかかったとき、療育園(障害のあるお子さんが生活のスキルを学ぶ幼稚園のような場所)のバスに乗り込むR君とその見送りをするR君のお母さんに再会したのです。
私は久々に二人の顔を見て嬉しくて、声をかけようとしました。
でも、R君のママは私に気づくととても気まずそうな顔をして下を向き、スッとその場を去ってしまいました

発達障害の子育ての「辛さ」と想像を絶する「孤独」

今まで私は主に、いわゆる「グレーゾーン」と呼ばれる、知的障害のないタイプの発達障害の特性がみられる子どもたちと関わってきていました。
だから、重度の障害のある子どものママがどんな気持ちを抱えているのか知りたくて、たくさんの講演会に足を運びました。
あのとき、気まずそうに去っていったR君のママの気持ちを知りたいと心のどこかで思っていたのかもしれません。
あるとき、登壇された重度の知的障害と自閉症のある青年のお母さんのお話を聞いて、胸を突き刺される思いを感じました。
「息子が障害児だとわかったとき、世界から隔絶された、そんな絶望感で身動きが取れなくなりました。」
もしかしたら、R君のママもこんな思いを一人で抱えていたのではないだろうか。
子育ての辛さをわかってもらえないこと、相談できないことの辛さはよくわかっていると思っていたつもりでした。
しかし、私が想像するよりもはるかに大きくて、途方もない「孤独」を、R君のママはあの姿を消した2年間感じておられたのではないだろうか。そう思いました。

障害に合わせ「教育」は分けても、地域の中では一緒に過ごしたい

日本の子どもの教育では、「普通学級」「特別支援学級」「特別支援学校」と、障害の程度によってクラスを分けて教育をするスタイルがスタンダードです。
私はこれには賛成です。
その子の人生にとって必要な生きるスキルが異なると思うから、それを丁寧に学ぶのに教育の場所を分けるのは必要だと思うからです。
けれど、「ただいま」って帰ってきた地域の中では、「うちの子は障害があるから…」と発達障害を持つ親子が孤立感を感じず、みんな一緒に過ごすことはできないのだろうか?そんなふうに思います。

4万人のママと仲間になり、発達障害の子育てに悩むママを救いたい!

子どもに障害があるからお母さんが孤立する。そんな悲しいことって起こしてはいけないと思うのです。
そのために私が企んでいること。それは、10年で、全国に4万人のママと仲間になること!
なぜ、4万人かわかりますか?
全国には公立の小学校が約2万校あります。学校というのは、基本的に学区があって、歩いて行ける距離に配置されています。
もし、仲間になったママが全国に4万人いたとしたら…どの人にとっても歩いて行ける距離に「困ったらお母さんの小学校があるよ!」と、発達障害の子育てで悩むママに手を差し伸べてくれる人がいる地域が作れるわけです!
私が手を差し伸べたいのは、毎日、毎日、必死で子どもと向き合い、一人孤独に悩み、自分を責め始めているママ
そんなあなたを絶対に孤立させない。
だから、4万人のママと仲間になる目標を絶対に叶えてみせる!と決意し、そんな自分の想いに「いいじゃん」って思ってくれる、仲間とともに実現したいと思っています!

▼▼発達でこぼこの子育てに悩みながらも、子どものいいところを見つけ出し、お互いの子育てを認め合うママの座談会を開催しています▼▼

執筆者:石澤 かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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