食事に集中してくれない4歳児。ある声かけをしたら次々と食べてくれるように!

子どもが食事に集中してくれない!というお悩みのお母さんは多いのではないでしょうか?食事の環境を整えたくても様々な理由でできないことも…。我が家も環境を整えられずいる中で、ある方法が4歳の息子にヒット!その食事の集中方法をご紹介します!

食事に集中しない息子にイライラ

我が家には、少し衝動性がある4歳の息子がいます。

小さいころから「あれ?うちの子すごく動く?」と思ったり、黄昏泣きがひどかったり、様々な困りごとがありちょっとした育てにくさを感じていました。

1歳頃は食事の時間も大変でした。

掴み食べなどの時期はどのご家庭も大変だと思いますが、

我が家の場合はまず椅子に座らせると、楽しそうにお尻でドンドン弾んで椅子ごと揺らしたり、机をバンバンたたいてごはんを置ける状態にならない、立ち上がって補助テーブルの上に乗ろうとするなど、

遊び始めてまず食事が始められないところから一苦労でした。

やっとの思いで食事を始めると、口からべぇ~と出して遊ぶ、ごはんを握ってポイっと遠くに投げる、麦茶を口に入れて、おかずの上にバーっと出す、そんな状態でした。

今となっては、この記事を書きながら、ホントにひどいな!と笑いが出てきますが、当時の私はその状況が毎回の食事でやられることでしたから、イライラもひどく、投げられたごはんや麦茶でびちゃびちゃになったごはんを掃除しながら毎回涙がこぼれていました。

そんな日が数か月続くと、私は息子に食事を食べさせることがどんどん苦痛になっていきました。

でもそれじゃいけない!と思い、自分をどうにかしようと気分転換に食事中はやめていたテレビをつけました。

すると息子はテレビに見入ってピタッとおとなしく座っているではないですか!

私が「あーん」と口に入れるとちゃんとモグモグ食べている!
ごはんも投げません!
麦茶も口から出しません!

うそでしょうー!!とびっくりしたのを今でも鮮明に覚えています。
テレビを見ながらの食事はよくないといわれているので気にはなったのですが、私の精神状態を考えるとこの方法に頼るしかありませんでした。

2歳頃にテレビを消すことを何度か試みましたが、イヤイヤ期と重なりうまくやめることができませんでした。

また、食事の時間以外にも、なかなか言うことを聞いてくれない、ママべったりなどの様子があったので、私のストレス度も高く、座っていてくれるなら!食べてくれるなら!と思い、テレビはそのままにしていました。

そんな経緯があり、食事中のテレビは賛否両論あると思いますが、我が家は息子が4歳になった今もテレビを見ながら食事をしていることのほうが多いのです。

▼出産前から不安で仕方なかった私のお話はこちらから読めます

食事の環境を整えましょう!に逆行している我が家

子どもを食事に集中させるには?とネットで検索すると、

・テレビを消す
・足がブラブラしない椅子に座らせる
・食事の素材の話をして食に興味を持たせる
・おやつを減らす

など出てきます。

私もネットで調べては色々やってみましたが、思ったようにいきませんでした。

・テレビに関しては先ほどお話した経緯があります。

・椅子は足がちゃんとつく子ども用のチェアがありますが、4歳ともなると大人が座っている椅子に座りたがったり、息子の不安が強いときは私の膝の上で食べることもあります。

・食材の話も聞いてくれますが、我が家の場合は食事に集中できるほど興味を持ちません。

・おやつに関しては幼稚園の帰りが遅いので、夕飯の時間にどうしても近くなってしまいます。
おやつの適量を考えて出しますが、息子も頑張って幼稚園に行っているので、楽しみにしているおやつまでつまらないものにはしたくありません。

完全に逆行しています…。

ですが、今の私はだったらどうする?と気持ちを切り替え、ネットの情報に合わせなくては!と焦ることはなくなりました。

それは、息子が3歳のときに学びを始め、子どもの発達のこと、それに関するコミュニケーションの取り方などを学び、自分の子どもにあった子育てをすればいいんだと分かったからです。

例えば息子のように少し衝動性があると、ちょっとしたことで他に興味が移りますから、本当は食事もテレビを消してテレビと反対向きに座るくらいがいいんです。

ですが、何か決まったやり方にお子さんをはめていくのではなく、お母さんとお子さんのコミュニケーションをしっかりとり、脳を発達させるスキルを子どもの状態に合わせて使っていきます。

それを繰り返しやっていくことで、お子さんのことを一番知ってるお母さんが、うちはこれで行く!と自信を持って言えるようになってくるのです。

ですから私も食事の時間にテレビをやめるかどうかはあまり大きな問題ではなくなったのです。

他にもこんな理由があります。

・幼稚園ではもちろんテレビなしで座って食べている
・外食してもYouTubeを要求してくるようなことがない
・テレビを見ながらインプットした情報を会話でアウトプットさせて記憶力や情報処理力を伸ばすコミュニケーションをとっている

と、学んだスキルから、私なりの「だから大丈夫」というものが見えてきて、育児にあまり不安がなくなっているのです。

で・す・が、やはりテレビは子どもにとって面白く夢中になるのが現実です。

息子も4歳になり、自分で食べるようになってきているので、私もあまり手を出さないようにしてるのですが、やはりテレビに夢中になると箸が止まります。

また、好きなものではない食事の内容だとさらにテレビに夢中になり、あまり食べていない状態で「もうお腹いっぱい~」ということも出てきます。

そこで私は食事中の環境はそのままに、息子の食事が進む声かけの方法はないかと考えました。

その中で1つ息子にヒットしたやり方が見つかりました!それをご紹介しますね!

何回で飲み込めるかな~?

息子は口に入れたごはんをいつまでも口にいれたままにしている、ということがあります。

特に野菜や肉は、繊維が気になるのか飲み込むタイミングが分からず、いつまでも嚙み続け、味がなくなって「これダメー飲み込めないー」とべぇと出してしまうときがあります。

私は、20回くらい噛んだらごっくんするんだよ!と伝えましたが、それでもなかなか飲み込めずにいました。

そこで、私は息子がごはんを口に入れたら、目をみて笑顔で「何回でごっくんできるかな~?せーの、1~、2~、3~」とゆっくり楽しく数えていきます。

すると息子は一生懸命噛んで飲み込むんです!

私はそこで
「え!もう飲み込めたの!?まだ10だよ!すごいじゃん!」
と驚きを交えて褒めると息子は得意顔になります。

そして「ママ、次もやってー!」と繰り返し、口に入れては私が数えます。

「え!今回は野菜なのに9で飲み込めたよー!」
「もうすぐお皿がピカピカになっちゃうよー!!すごいね!」
など、声をかけていくとテレビはそっちのけで完食することが増えてきました。

20回という目標がある中でそれより早く飲み込みたいという競争心、飲み込めたらお母さんがすごく褒めてくれる!という嬉しさが、テレビよりもお母さんとの食事の方が楽しい!と興味が向いたんですね。

食事の時間の価値観は各ご家庭であると思いますが、幼児期の子どもとの食事は何かと大変です。

いかに楽しく過ごすか?には、お母さんの「うちはこうだけど大丈夫!」という考えがあるだけで、イライラしない時間に変えることができると思います。

ご紹介した声かけはとても簡単ですし一生懸命モグモグする子どもの姿は自然とこちらも笑顔になってきます。
ぜひ一度おためしください^^

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今日もお子さんとの楽しい時間がすごせますように。

執筆:宮代さちこ

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