子どもを褒められない…はママの脳のSOS!感謝の力で脳を回復させるワークとは?

子どもを褒めるのが大事なのはわかっているのに、つい怒ってしまう…というママへ。褒める工夫をしてもうまくいかない時は、お母さんの脳がうまく働かない状態になっているかもしれません。今日からできる脳を安心、安全な状態に回復させるワークをご紹介します!

わかっているのに褒められない…は脳のSOSかも

子どもの脳が発達していくために欠かせないのが「自信」。

自信をつけるためには、肯定的なかかわり、褒めるということが必須なのですが、褒めるのが大事とわかっていても、気づいたら怒ってしまっている…ということはないですか?

本人のいいところを書き出したり、具体的に褒める工夫してみているのに、いいところを見つけられないし、褒められない…。

一生懸命、褒める行動を起こそうとしているのに、できない状態の時には、自分はなんてダメなんだろう…と自責して悪循環にハマってしまいますよね。

そんな時にやってみてほしいのが、「感謝の数をかぞえましょう」というワークです!

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キーワードはお母さんの「心理的安全性」

どうして感謝の数を数えるのかというと、お母さんの心理的安全性を高める方法だからです。

心理的安全性というのは、もともとビジネスで使われていた言葉ですが、最近では、教育や子育ての分野でも、その考え方が注目されています。

頑張っているのにうまくいかないときは、お母さんの脳が安心・安全でない状態です。

正しいやり方を学んで頭ではわかっていてもできない状態なので、やっぱり叱ってしまった、私はダメなんだというループにハマりやすくなります。

それでは、目の前の子育ては変わりませんから、今は、自分の脳の安全性を高める方法を試してみよう!と切り替えてみてほしいと思います。

では、なぜ、お母さんの心理的安全性が大事なのでしょう?

お母さんが元気なときは、行動を変えることで脳の回路も変わっていきますから、学んで実践していくことで、気持ちも上向いていきます。

ですが、お母さん自身が安心、安全な状態にない時には、脳がうまく働かない状態になっています。

もう少し詳しく、脳の仕組みから解説すると…

人の脳は三層構造になっていて、一番内側には呼吸や自立神経の調整など、生命維持を担当する脳があります。

そして、その上に感情や記憶の脳、本能の部分の脳がかぶさっています。

私たちが「脳」と聞いてイメージするのは、一番上の脳。理解したり考えたり、言葉でやりとりしたりといった人間らしさを司る脳です。

「褒めましょう」「子どものいいところを見つけましょう」というのは、脳の一番上の層でやることなのですが、お母さんの心理的安全性が確保されていない状態では、脳の一番上の層がうまく働かなくなってしまいます。

本能の脳が暴走する!

では、脳の働きはどこに切り替わるかというと、本能の脳に切り替わっていきます。

本能の脳は、自分の安全、安心を守ることを最優先しますから、自分を守らないと!という反応になります。

これを、脳科学の言葉で、逃走・闘争反応といいます。

だから、子どもが癇癪を起こしていると、耳を塞ぎたくなったり、逃げたくなったり、反対に、子どもを怒ってでも収めようとしたりしてしまうんですね。

この対応ではうまくいかないとわかっているのに、本能の脳が暴走して怒ってしまうという状態が起きてしまうのです。

ピンチの時こそ、自分のケアを

よく、お母さんは自分を大事にしようと言われますが、お母さんの脳を正常に動かすためにも、ピンチの時にはまず自分のケアをすることが大事なんです。

どうしてもうまくいかない!イライラする!という時には、私の扁桃体が自分をジャックしている!と思ってくださいね。

せっかく勉強したのに、できない…と自分を責めるよりも、自分を守らないと!と脳が反応する時期を早く抜け出すことに意識を向けましょう!

まず、自分の心理的安全性を高めることに集中してくださいね^^

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感謝の力で脳を鍛えよう

お母さんの脳が本能の脳にハイジャックされてしまっている状態から、自分で考えられる状態にしていくのに効果的なのが、感謝のワークです。

感謝や共感には、ストレスの軽減や幸せホルモン分泌の活性化など、脳の状態をよくする作用があるということが科学的に解明されてきています。

自分の状態が落ちているときはもちろん、元気なときも、脳を鍛えるイメージで感謝のワークをやってみるといいですね^^

以前、一緒にこのワークを実践していたオンラインサロンのメンバーからは、ただ感謝を書き出しているだけなのに、3日目くらいから日常のプラスの面に目が向くようになってきたという報告をいただきました。

子どものいいところを書き出すワークでは、ここまで早く変化の反応が出てこないので、感謝の力は大きいなと感じます。

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実践!感謝の数をかぞえましょう

それでは、感謝のワークのやり方をお伝えします!

まず、ノートを1冊、お気に入りのペンを準備しましょう。毎日開きたくなるようなノートにするのがおすすめです。

必ず、書いて目に見える形にすることが大事ですから、ぜひノートに書いてみてくださいね^^

私は、朝と夜に感謝のワークをしているのですが、朝は、起きた時に感じた感謝を5つ、そして、夜には1日の終わりにその日の楽しい出来事を頭の中で再生して5つ書き出すという感じです。

5つ書き出すのが難しいときには、事前に決めておいたポジティブな言葉を書いてみるのもいいですね^^

朝時間が取れないときには、夜だけでもOK!大事なのはその日の感謝をちゃんと味わうことです^^

自分自身と会話をしながら、書き出したものを味わってみると、毎日が感謝で溢れていることに気づくことができて温かい気持ちになります。

自分の調子がよくないな…と感じるときは、ぜひ、試してみてくださいね!

どんな感謝に出会えるでしょうか?^^

執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)

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