「うちの子は電車が大好き!」そんなお子さんがいるママへ。GWは親子で過ごす時間を、子どもの発達を加速させるチャンスに変えてみませんか?この記事では、「電車でお出かけ」を通して学習の土台となる3つの力を伸ばすアイデアをお伝えします。 |
「電車が好き」だったらGWはお出かけで発達サポート!
もうすぐゴールデンウィーク。
鉄道が好きなお子さんであれば、「電車に乗りたい!」そんなリクエストがあるかもしれませんね。
「また電車!?」
「その熱意を少しでも勉強に向けてくれたらいいのに。」
そう思ったことはありませんか?
実は机上の学習ではなくても、電車でお出かけする体験を通して学習の土台となる力を育て、脳を発達させることができるんですよ!
なぜ電車でお出かけすることが発達に繋がるの?
電車でお出かけすると、案内板を見て確認したり車内アナウンスを聞いたりしますよね。
私たちは周囲からの様々な情報を目や耳から取り込みながら行動しています。
この「見る」「聞く」といった情報を受け取る力は、学習するうえでとても大切な要素です。
しかし発達でこぼこの子どもたちは、この力が弱いために学習でつまずいたり学校での失敗体験につながりやすいのです。
・よく見ていない
・人の話を聞いていない
そんな失敗体験が目立つのであれば、実は子どもの努力不足ではなく、目や耳からの情報をインプットする力が弱い可能性があります。
だからといって、子どもが苦手なことを嫌々トレーニングしても効果的ではありません。
なぜなら、子どもにとって興味関心が高く「おもしろい」と感じているときほど脳は活発に働くことが脳科学的に分かっているからです。
だったら、発達サポートに子どもの「好き」を利用しない手はないですよね!
「好き」を利用する最大のメリットは、子どもが自分から情報をキャッチしたいと思える状況をつくりやすいことです。
脳は使えば使うほど、そのルートが発達していきます。
・「見る力」を育てるなら、意識して見る。
・「聞く力」を育てるなら、意識して聞く。
子どもの興味関心をベースに行動すれば、そのような機会を自然と増やすことができます。
好きなことであれば さらに「覚えたい」「伝えたい」に発展し、様々な脳のエリアを刺激して子どもの脳を発達させることができるのです。
「好きなこと・楽しいこと」を通して子どもの行動力を上げられるGWは、発達サポートの大チャンス!
親子で楽しみながら学習の土台となる力を伸ばせたら嬉しいですよね。
子どもの「好き」を生かしてぐんぐん伸ばす!まずはあなたのお子さんの「才能」に気づくところからスタートしませんか?▼
こんな場面は発達のチャンス!子どもの脳を伸ばすアイデア3選
お母さんの声かけで、子どもが自分から「見たい」「聞きたい」と思える機会をつくってあげましょう。
子どもの興味関心に絡めることで、学習力の土台となる「見る力・聞く力・記憶する力」をゲーム感覚で伸ばすことができます。
・案内板ミッケ競争
駅の案内板を先に見つけて「ミッケ!」と言った方が勝ち。
案内板の他にも、いろいろなお題を決めて競争しながら探す。
発展:地図を参考にしながら歩き、地図上の施設や信号機などを実際に探すのもおすすめです。
(交通安全への配慮もお忘れなく^^)
解説:ただ受け身で見るのではなく、「探す」「発見する」ことで見る力が鍛えられます。
また、「駅まで○○メートル」を子どもに意識させて歩くと実際の距離感覚をつかめたり、進んだ距離の計算で楽しく算数の要素も取り入れられますよ!
・「次は何駅?」クイズ
電車の車内アナウンスを最後まで聞き、次の停車駅や降り口を答える。
発展:駅名や降り口がクリアできたら、電車の接続案内のアナウンスを聞き取ることにもチャレンジ!
解説:自分から注意を向けて聞くことで「聞く力」を鍛えることができます。
全てを聞き取ることが難しい場合でも、聞き取れた部分を認めて褒めてあげてくださいね^^
・駅名の連結ゲーム
はじめに乗った駅名から順番に通過する駅名を増やしていき、どこまで覚えられるかチャレンジ!
例:新宿→ 新宿、代々木→ 新宿、代々木、原宿・・・
発展:家に帰ったら、その日の出来事を親子で振りかえり楽しく会話してみましょう。
解説:記憶することが苦手な場合でも、楽しかった体験記憶は思い出しやすいものです。
また、「今までに乗って嬉しかった電車ベスト3」「今度乗ってみたい電車ベスト3」など子どもが持っている記憶や知識を言語化させると「思い出す力」を鍛えることができます。
どの場面にも共通するポイントは、お母さんも一緒に楽しむこと。
そして子どもに笑顔で反応を返すことです。
「よく聞いてたね!」
「もう見つけたんだ!」
そんな風にお母さんが肯定的な注目を向けながらゲーム感覚で取り組むことで、子どもの脳は発達していきますよ^^
ぜひGWはお母さんも楽しみながら、わが子の発達サポートにチャレンジしてみてくださいね!
執筆者:さくらい京子
あわせて読みたい!▼
▼子どもの脳に注目すれば子育てが変わる!親子の笑顔を増やすヒントはこちらから