発達が気になる子の就学、進級が心配になっているママへ。先生との連携を助けてくれるサポートブックを活用してみませんか?実は、サポートブックを書くときには、絶対に外せないポイントがあるんです。今回は、お子さんの支援につながるサポートブックの書き方をご紹介します! |
入学・進級の時期、サポートブックを活用できていますか?
この記事では、サポートブックを作るときにお母さんに意識してほしい大事なポイントをお伝えします。
サポートブックと聞くと、発達障害のお子さんが園や学校などでサポートしてもらうために活用するもの、というイメージがあるかもしれません。
ですが、発達障害があるから使うというものではないんですね。
サポートブックの始まりは、子どもの預かり保育の時に、子どものこと(既往歴など)を書いて伝えるためのものでした。なので、お子さんの集団生活が心配な方は、ぜひ活用してほしいと思います。
今回、なぜサポートブックのお話しするかというと、インスタグラムに一人のママから、「園の先生に子どものことを伝えたいけれど、どんなふうに伝えたらいいかわからない」というご相談をいただいたからです。
専門家の方にも相談されたそうなのですが、「先生も忙しいし、お母さんが伝えたいことを伝えたらいいのでは?」と曖昧なアドバイスをもらって困っているというご相談でしたが…
そもそも、サポートブックはお母さんが伝えたいことを書いて渡すものではありません!
お子さんの特性やサポートブックを提出する先の学校の規模や先生によって伝え方が変わってきますし、お母さんがサポートブックについてきちんと知らないで使ってしまうと、子どもにとって逆効果になってしまうこともあるんです。
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サポートブックの主役はだれ?
サポートブックについて検索してみると、書き方についてはたくさんの情報が出てきます。どのサイトにも同じような内容が書かれていますが、大事なポイントが抜けてしまってるんです。
サポートブックを作る時に絶対に外してはいけない大事なポイントなんですが、何だと思いますか?
ヒントは、サポートブックという名前を考えてみるといいかもしれません^^
サポートブックを使うのは誰でしょうか?何のためにサポートブックを書くのでしょう??
それは…先生に使ってもらうためですよね!
お母さんが伝えたいことを書くのがサポートブックではなく、先生が学校でのサポートに活用できるように書くというのが大事なポイントです。
サポートブックの主役は、ある意味「先生」なんですね^^
サポートブックについて書かれたサイトには、サポートブックのデメリットも書かれていますが、それは、使う側の先生の立場にたって書かれていないものを、一方的に渡してしまうという現状があるからです。
長く臨床をしてきた中で感じるのは、先生も子どもたちのことを考えてサポートしたいと思っているけれど、やり方がわからなかったり、情報が取れていなくてサポートがうまくいかないことが多いということです。
お母さんも先生もお互いが子どものことを考えているのに、すれ違ってしまう状況をたくさん見てきました。
ぜひ、先生が使いやすいサポートブックにする視点をもって書いてみてくださいね^^
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サポートブックは先生へのお手紙
サポートブックでやってしまいがちなのが、本のように分厚くて長いものを渡してしまうということ。
大切なわが子のことなので、あれもこれも…と伝えたくなるのですが、本の形式になっているものは情報量が多いので、実際には活用しにくいんですね。
もし自分が先生だったら…と考えてみてください。クラスにサポートの必要なお子さんが3〜4人いたとして、そのお子さん全員のお家から分厚いサポートブックが届いたら…
人の記憶の容量はそれほど多くないので、読んでいたとしても、実際のサポートにはつながりにくくなってしまいます。
ですから、先生に伝えたいことをいったん全部書き出したら、集団の場面でサポートしてもらいたいことを、A4用紙2枚程になるように情報を精査するといいですね。
1年生の担任の先生用に、大事なところを抜き出してお手紙を書くイメージで作成するといいと思います。
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活用しやすいサポートブックの書き方3ステップ
伝えたいことを短く書く
では、先生が活用しやすいサポートブックの書き方をお伝えします。
どんな場面で、どのようなサポートをしてもらいたいのかを短く書くことが大事ですから、伝えたいことを一番上のページに、①〜③の順にまとめていくといいですね^^
園や学校で心配なことを短くまとめて書きます。
子ども本人の特性や家庭での状況などについて書きます。
家庭での対応方法や学校でどんなふうに対応してほしいのかを書きます。
そして、その上で、家族の状況や受診歴、検査結果や療育の経過などの資料をつけたい場合には、このあとに資料としてつけてお渡ししましょう。
「資料を添付していますので、お時間ある時に見ていただけますでしょうか」とひと言添えておかれるといいと思います。
先生によっては、検査結果や療育、服薬の内容から、どんなサポートが必要なお子さんなのかを把握しやすくなりますので、資料としてつけておかれるといいですね^^
先生たちは教育のプロ!お母さんが心配なことがわかりやすく書いてあるとお子さんのサポートがしやすくなるので、いかに先生にとって使いやすいサポートブックにするかが大事です。
進級のタイミングにもサポートブックを
サポートブックは、入学のタイミングだけでなく、学年が変わるタイミングにも作るといいですね。
学年があがると、根っこの特性は同じでも出てくる問題が変わってくるので、心配なことを3つくらい挙げて伝えるといいと思います。
集団、学習、友人関係という感じで項目をつくって、それぞれについて、①心配なこと②その理由③お願いしたい対応をまとめてみましょう。
そして、もう一つ大事なのは、サポートブックを渡す時に、先生への日頃の感謝を伝えること!サポートブックの威力がきっとかわってきますよ^^
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執筆者:石澤かずこ
(お母さんの小学校★ななほし代表)
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